2024.12.26「ちょうどいい歯ッピー」
【久和院長】
これから、来年に向けて、彼のやりたいことっていうのを聞いてみたい。
【泰和先生】
えっとね、今年絶頂期だったって言うんですけど、実は僕これ毎年言っていて、絶頂期で僕もうダメだろうなって悲観的に捉えるようにしているんですよね。
いつも。ポジティブに捉えない。僕もあがってるんですけど、お兄さんとちょっと捉え方が違くて、お兄さんはほら、楽観視・・・
【久和院長】
そういう話じゃないんだ。だからラジオで失敗するんだ。まず、来年やりたい事を言えって言ってるのに、何がやりたいの?
俺はそのあと教えてあげるから。
【泰和先生】
あの、目標とか、これをやりたいっとかって大体実現しないし、意外とやらないんだよ。
で、僕はね、徒然なるままに、いつも通りにいくんですよ。そっからひねりを加えていくっていうタイプです。
そこで起こったことに対してヒントを得て、そしてこう一気に爆発していく。
【久和院長】
そんなの、いやいや単純に感性でやってるだけですよ。それでいいんですよ、彼はね。
いや、そうじゃなくて、僕は必ず目標を立てるんです。年末にね。
僕が今考えてるのは、彼は分かってないと思うんですけど、やっぱり歳なんですよ。僕とうとうね、今年還暦になったんですよ。
で、10年後70歳でしょ、10年後60歳じゃないんです。そしたらですね、私考えてるのは、AIに私を覚えさせる。
これはね、すごい大事なことだと。あの、患者さんが質問してきたことに対して、やっぱ色んな健康法ってあるんですよ。
で、それがね、当たってたり当たんなかったり、誰も責任取らないじゃないですか。
そうじゃなくて、私は、これだけ長い時間歯医者をやってて、こう思うんだってことをAIに答えさせる。
で、何よりね、私すごく重要だと思うのは、若い先生たちに「こういう症例がきたんだけど、どう治療したらいいと思うか」これをね、AIに覚えさせる。
これはね、今年、まあ来年いっぱいかけて、やりたいと思うんです。
これは、僕を、いなくなったあとでも僕を遺すっていう作業を、私ね、今までいろんな事を、彼じゃないですけど、感性で患者さんに接してたの。
こういう患者さんにはこう接する、こうあるべきだ。それをね、言葉にしなきゃいけなかったんですよね。
だからね、この歳になってね、勉強会とか講習会に行くようになった。
ま、彼もそうだと思うんですけど、今までの人生で、経営学とか、自己啓発セミナーなんて一回も行った事ない。
一回も行った事ないんだけど、そういうものに出ると、若い先生が、「そんなこと当たり前だよ」って思うことを、頷きながら一生懸命メモしてるわけですよ。
あ、こういう事言うと、言葉に出すと、伝わるんだなって。だから、あの、私それをAIに覚えさせて、そういう、高等なね、高等な僕には使命があるわけですよ。彼は、成り行きで生きてひねりを加えるって浅いわけですよ。人として。
【光邦さん】
珍しいね、でも今完全にパース、院長、きぬた久和院長のパースをちゃんと渡してました。
泰和さん、いつも横やりが入りますけど、全くいま入ってない。
【泰和先生】
聞きながら、あ、人間、歳とって自信を失うとこういう風になってくんだなって、ああそうかと、思って真面目に聞いてました。
あのね、そんなAIなんていらないですよ。
人間て、やっぱ惜しまれながら死ぬから人間であって、昔バートランド・ラッセルっていう人が言ってました。
人って、すごい人が死んで、まあ、やっぱりそれはだからこそ惜しまれるんだと、それを、そっからなんか抽出しちゃって、なんとかって、味気ないじゃない。
【久和院長】
お前がいなくなって、惜しまれると思ったら大間違いだ。
【泰和先生】
いや多分八王子に銅像建っちゃうよ。
【光邦さん】
でもその、技術とかっていうのは、ずっと遺ってあった方がいいですよね。
【久和院長】
技術って手先を使うものじゃないですか。それはしょうがないと思うんですよ。
やっぱりね、一番患者さんが大事にしてるのは、やっぱり患者さんが喜ぶ治療方針てあるんですよ。
大学に行った治療方針と一般開業医での治療方針、違って当たり前なんです。そういうのを遺さないと。