【質問①】
「1月13日月曜日は、成人の日ですね!
成人式の思い出ってありますか?」
【院長】
僕は成人式は一応出たんですけど、ずーっとぼんやりしてました。
もうその時は歯科大学に入ってたんですけど周りの連中、皆ほどんど親が、若しくは親戚に歯医者が居て自分には医療関係者誰も居ないんです。
その中で彼らが凄く羨ましくて、これからどうなっちゃうんだろうと、歯科大学に入っているころからもう歯医者はどんどん余るぞ、と。
これからどんどん大変な職業になっていくぞと脅されて、でしかも勉強が大変ですごい暗い時代でしたね。
だた、これを聞いてくれてる20代の方達に言いたいんですけど20代の頑張りって結構一生を左右するような所って無いですか?
生きる目標を見つけるだけじゃなくて、とにかく目の前の現れた事に対して結果はどうであれ、がむしゃらであると、きっと道が開けると思うんですよね。
もう成人式を迎える方達におめでとうと同時に頑張っていただきたいと思います。
失敗を恐れずに絶対やり直しはききますので。
【質問②】
「私は気が付かないうちに歯を食いしばっていてそれを歯医者の先生に言ったらマウス作りましょうね、と言われて5千円出して作らされました。
何の効果があるのかちゃんと説明もないままで本当に必要だったのでしょうか?」
【院長】
マウスっていわゆるマウスピースですよね、ナイトガードとも言われているんですが、ただここで始めに言いたいんですが説明もなく歯医者が勝手に治療したって件ですよね。
私達からみても患者さんが前の病院を不満に思って転院されている患者さん結構いらっしゃるんですよ。
話を聞いてみると説明をしていないと実際治療を見てみると凄くいい治療がされていたりするんですよね。
そういう時には私から患者さんに大丈夫ですよ、凄くいい治療してますよ、と言うと、
患者さん凄くホッとするんですよね、そういう面でやっぱりもったいないなと思いますね。
この患者さんにもマウスピースは必要だったと思うんです。
それをちゃんと説明する事によって患者さんが納得すれば、なんですけど中々歯医者って毎日同じ事のルーティンで仕事をしてるんでそれを怠ってしまう先生方も多いんですよね。
もったいないなと思いますよね。
またこの食いしばりのある癖のある人は日本人に10人に6人ある。
かなりの確率なんです、これ悪い事ばかりじゃないんです、食いしばる事で全身の筋肉を瞬間的に増強させる力があるんです、だからアスリートはみんな歯がいい、
咬み合わせがいいんですよ、ただ全身の力を増強させる必要が無い時にみなさん食いしばるんです。
例えば携帯を触っているときとか、パソコンいじってる、書き物をしている時、そういう時に歯を食いしばる癖がある人たちって大体本来の噛む力の5倍以上の力がかかっているんですよね。
例えば50キロ位の華奢な女性の方、パソコンを打っているときに食いしばっていると250キロ以上の力が顎にかかる訳ですよ。
プロレスラー級の方たちが、はい、食いしばってみて下さい、と言われたときに60キロ位の力でしか噛めないんですよね。
何でかっていうと体というか脳にリミッターっていうのがあるんですよ。
これ以上力が加わるとやばいぞっ、ていうそれが働いてそれ以上の力が働けられないんです。
なのに何故若い50キロ位の女性が250キロの顎の力で咬めちゃうかって言うと無意識からそのリミッターが外れちゃうんです。
250キロっていうのは動物界でいうと一番顎の強いワニは800キロの力があるそうです。
次に力があるのがライオンなんです、ライオンの顎の力が250キロ、つまり常に250キロ以上の力かかっていれば当然ガタが来る訳です。
頭痛、肩こり、めまい、腰痛、色んなガタが来るんです、それが食いしばっているって事で認識されて無いんです。
皆さんね、だからナイトガード、これは夜寝る時だけでないんです、昼間もしゃべらなくて済むときに入れていただくと自分がどういうときに食いしばっているか認識できる様になるんです。
だから意識して止めることが出来る訳ですね、夜眠てる時って認識出来ないですよね、だから食いしばるってしょうがないんです。
これは遺伝的な事も絡んでますからそういうときは歯を守る為、起きてるときは認識する為、一生使っていろ、という訳ではなくてそうしていただく事によって、っていう事ですよね。
食いしばると歯の表面がすり減って噛み合わせが低くなるんです。
低くなると顔が老ける訳です弛む訳です、顔が老けるのはしょうがないけどそれと共に記憶力や運動能力も低下するんです、頭も体も年を取るんです。
食いしばっていいことは瞬間的に火事場の馬鹿力みたいな時にはいいんだけれどそうでなければ治された方がいいと思います。