【光邦さん】
先生、これは僕の知人の話なんですけど、ここ半年くらい、「夜寝ている間の歯ぎしりがひどい」と一緒に寝ている奥さんから言われたそうなんです。
以前はたまたまだろうと、あまり気にしていなかったらしいのですが、起きた時の顎の疲労感もだんだん強くなってきたり、
最近は奥さんも気になって夜眠れないといい、別の部屋で寝るようになり、本人も心配になってきて、マウスピースを作った方がいいですか?
【院長】
ご質問有難うございます。マウスピース、ナイトガードって言うんですけどね、是非つけてください。
こういった方は寝てる時だけじゃないんですよね。起きてる時も食いしばる癖をもっているんですよね。
食いしばりって頑張るくせのある人は、日本人の10人に6人の割合。
悪い事ばかりではない、食いしばることで全身の筋力を瞬間的に増強させる。だからアスリートは歯がいい、咬み合わせがいい。
ただ問題は全身の筋力を増強させる必要がない時。ゲーム、パソコン、携帯、書き物をする時、全身の筋力を増強させている。
食いしばりの力は、体重の5倍。続けていると歯が欠け、歯並びがガタガタ。エラが張ってきたり。
知覚過敏、顎関節症、歯周病、何より顔が老ける、運動能力の低下、記憶力の低下、顔も体も歳をとる。
まず、意識できることが大切。自分は無意識に食いしばる癖があると、できている人はくせのある人の半分以下。
セルフチェック(光邦さんやってみてください)
・口を閉じた状態で口の中で上下の歯がくっついている
・舌の横側に歯型がついている
・朝起きた時、顎が疲れている
・以前よりエラが張ってきた
・家族に指摘された
この一つでも当てはまる場合はご注意いただきたい。
昼と夜の対策、これは違う。癖のある人は殆ど昼も夜もやってます。
日中は意識するしかない。で、方法は簡単。光邦さんもやってみて。舌を上顎の上の前歯のややうしろに触れていて、舌全体が上顎に付いた状態にする。これは食いしばりだけじゃなく、唾液の分泌が増え、顔が若々しく、美肌、小顔にもなる。美容のことを言うとみんなやる。
夜はマウスピースがなにより。
マウスピースの注意点は、型があってないと、よくないので歯医者でつくる。
性格的には競争心が強い人、いつも時間に追われている人、目標を達成するためにとことんやろうとする人、ストレス発散がうまく出来ない人。
性格って治すの難しい。因みに私、全て当てはまります。