Tel.045-935-1186
24時間ウェブ予約
045-935-1186 電話ボタン

お口の中からの健康法(お役立ちブログ)Kenko Blog

2025.10.03

2025.10.2「ちょうどいい歯ッピー」

【口の中の金属で金属アレルギー】

 

〈光邦さん〉  

院長、今日はこんな質問が。40歳の女性の方なんですが、

「金属アレルギーと診断されたそうです。口の中の金属が合計12本。全てセラミックに変えると治ると勧められ、変えたんですって。

しかし改善しませんでしたと。治ると言われて結構お金もかかったのに残念で悔しいです。他に何をすればいいんでしょうか?

ちなみに金属アレルギーの症状は手にでています。」

 

〈院長〉

これ本当に悩ましいですよね。ご質問ありがとうございます。

この方ね、治るって断言されたのは歯科医師からなんでしょうかね?

歯医者だったら断言する先生はいらっしゃらないと思うんですよね。というか、断言しちゃいけない。これ手の症状って掌蹠膿疱症っていう症状なんです。

 

〈光邦さん〉 

なんですか?

 

〈院長〉 

掌蹠膿疱症って光邦さん見た事あります?

 

〈光邦さん〉 

いや、ないと思う。

 

〈院長〉 

あのね、手が水虫状に皮がむけちゃうような状況なんですよ。

 

〈光邦さん〉 

うわー可哀想・・。

 

〈院長〉 

可哀想なんですよ。そこに水虫にある真菌はいないんですよ。菌であれば、消毒したりね、その菌をやっつければいい訳です。

で、それって女性って手でオシャレをするじゃないですか?指輪をしたりブレスレットをしたりね。ですからものすごく悩ましいんですよね。

 

〈光邦さん〉 

そうですよね。

 

〈院長〉 

こういうパターンって色々あるんですよね。私も今まで経験したなかではね、特に金属のアレルギーが強い、歯科で良くかつて使われていたアマルガムっていう金属があるんですよ。

 

〈光邦さん〉 

アマルガム?

 

〈院長〉 

そう、今はね保険から排除されたんですけど、未だに使う事は許されていると思うんですよね。

 

〈光邦さん〉 

金属なんですね?

 

〈院長〉 

そう。それは特にね、金属アレルギー反応が大きいって言われている。

それを1本だけ治しただけで、金属アレルギーが完全に治った方もいる。

また、全部の金属を治したのにも関わらず。なおしたっていうのは金属を口の中から取って、違うものに変えて。それでも全くこの方のように治らない方。それから半年から1年経ってから、「あれ、治ったぞ」と。

そういう方達もいらっしゃるんですね。で、基本的には私の今までの経験ですと10症例そういう症例があって、1症例ですよね。口の中の金属を全部変えて金属アレルギーが治る方っていうのは。

 

〈光邦さん〉 

うーん、稀ってことですよね。

 

〈院長〉 

そうなんです。でね、何が今一番原因かといわれるとピアスだって言われているんですよ。ピアスが8割方の原因なんじゃないかと。

ピアスって、身体の内部に入る訳ですよ。皮膚を貫いた場所っていうのは金属を吸収しやすいんじゃないかと。それともう一つ。

食べ物にも、金属入っている食べ物あるわけですよ。例えば前味覚障害のときに亜鉛が入っているって話しましたよね。

それって本来って人間必要なものなんですよね。

例えば金属が本当に微量なんですけど入ってる食べ物としてはチョコレートとか玄米とかコーヒーとか大豆製品にある訳ですね。

で、それがもし問題であれば食べ物の金属もお気をつけになった方が良い。

 

〈光邦さん〉 

わー。そんなに敏感に反応してしまう人もいる。

 

〈院長〉 

そこで、大きな問題がある訳ですよ。これ、インプラントはどうなのかってことですよね。これね、インプラント問題があるんですよ。

 

〈光邦さん〉 

あるんだ!

 

〈院長〉 

あるんです!

 

〈光邦さん〉 

え、チタンだから平気かなって思ったんですけど・・。

 

〈院長〉 

これね、前お話ししましたけど日本で認可されているインプラントって100以上ある訳です。

 

〈光邦さん〉 

そうか・・!

 

〈院長〉 

そうなんです。

そのインプラントの種類によって、インプラントの組成が違うんですよ。

 

〈光邦さん〉 

組成というのは・・

 

〈院長〉 

基本チタンなんですね。チタンに色んな金属をみんな混ぜるんですよ。

 

〈光邦さん〉 

うわー。

 

〈院長〉 

鉄だったりアルミだったり。

 

〈光邦さん〉 

純粋なチタンではない?

 

〈院長〉 

純粋なチタンであれば、チタンでアレルギーがある人ってまずいない。

で、それなのに強度をはかるために、例えば安いインプラントとかはチタンに鉄を混ぜたりアルミを混ぜたりしているわけですよね。

だからこそうちで使うインプラントはストローマンしか使わない訳です。

 

〈光邦さん〉 

そうか、チタンでしっかり出来ていますよね。

 

〈院長〉 

しかもチタンにはグレードがあって、グレード4のチタンを使ってて。

 

〈光邦さん〉 

いいチタンを。

 

〈院長〉 

そういうことです!で、どこのメーカーも真似できない表面をコーティングしているものがあるんですよね。決して金属が体に流れないと。

でも、それぞれの歯科医院で使っているインプラントの種類ってちがうわけですよね。で、それをねちゃんと認識して頂きたいなと思いますよね。

 

〈光邦さん〉 

本当、特に金属アレルギーお持ちの認識している人は絶対それは気をつけなきゃいけないですね。

 

〈院長〉 

そう。だからうちでやった患者さんのなかで金属アレルギー発症した方っていうのはいません。

 

〈光邦さん〉 

わかりました、ありがとうございます。

PAGETOPへ
24時間ウェブ予約はこちら