【茉奈さん】
「三寒四温、春、感じてますか?」
【院長】
そうですよね、あったかくなったと言えど、寒い日もあるじゃないですか?
こういう時にね、自室神経をおかしくされる方っていらっしゃるんですね。
神経って色んな分類に分かれるんですけど、運動神経と自律神経っていうのがあって、まあ、運動神経っていうのは、手を動かすとか足を動かす。
自律神経っていうのは、勝手に消化する、ま、胃の動きだったりとか、体温を調整するとか、そういう神経があると思うんですけど、これ、自律神経をおかしくして、歯を痛くする人って、すごい多いんですよ。
これね、自律神経っていうのは確かにね、歯医者の専門外なんですよね。で、そうすると、結局、自律神経がおかしくて歯が痛くなった場合、歯の治療しても治らないんですよね。
だから、聴いていただいているリスナーの方もそうですし、この放送を聴いてくれている歯医者の先生方にも、ま、一応注意していただきたいなって思うわけです。
特に自律神経を失調されると、うつ病とか、精神疾患に繋がって、めちゃくちゃめんどくさいんですよね。
一応ですね、セルフチェック、それから、歯医者側がする質問。6つあるんですよね。
自律神経がおかしくなってないかどうかの、セルフチェックを、今からしていただきたいんです。
まず、最近頭痛やめまい、立ち眩み、それから動悸がするかってことですよね。
【茉奈さん】
寝不足だったりするとちょっとあるかもしれないですね。
【院長】
2番目に急に胸が苦しくなるっていうこと。
3番目に、よく寝てるのに、疲労感、倦怠感があるっていうこと。
4番目に、イライラする。
5番目に、訳もなく憂鬱な気分、落ち込む。
6番目に、食欲不振ってことですよね。
いわゆる自律神経をおかしくして、歯を痛くする人の特徴的な歯の痛み、やっぱりね、痛み止めを飲んでも、その痛みに変化がないっていうことですよね。
その場合は、「歯じゃないのかな」っていうふうに理解していただいていいと思います。
痛み止めって、私も歯医者になる前は、痛み止めは歯医者に出されても、絶対飲まなかったんですよね。
痛み止めって、神経を麻痺させて、一時的に痛みを抑えていると思っていたんですよね。
そう思って飲まなかったんですけども、痛み止めって、ちゃんと炎症を抑えてくれるんですよ。
つまり、対処療法じゃなくて、根本的に治ることに繋がるんで、ちゃんと炎症を抑えてくれるから、とことんまで我慢して、ようやく飲む方いらっしゃいますけど、そこまでハードルを高くしなくていいかなと思いますね。
特に自律神経を大事にするためには、副交感神経を優位にするっていう時間を増やさないといけないわけですよね。
副交感神経を優位にする方法って、例えば、朝食をちゃんと摂るとか、ゆっくりお風呂に入るとか、よく寝るとか、リラックスできるアロマとか、音楽を流すとか、あるんですけれども、
私は、こう見えて、いつも副交感神経が優位なんですよ。
つまりね、いつもぼんやりしてるんですよ。いつも眠いんですよ。
これってね、子どもの時からそうなんですよ。もう先生から、「きぬた君は音楽が嫌いだっていうのがすぐ分かる」とかね。
体育だって、一生懸命やってるのに、「お前、ふざけてるだろう」とかって言われちゃうんですよ。
「なんでだろう?」と思って、子どもながらに、やっぱり演技をしてたんですよね。「楽しいんだ」っていう。
ああいうことさせちゃう大人も今どうかなって思うんですけど、大人になって僕分かったんです。
交感神経をむしろ優位にする方法。
これね、真似しないでもらいたいんですけど、副交感神経を優位にするためには、ゆっくり深呼吸をする、呼吸を整える。
その逆なんですよね。短くて、浅い呼吸を何回もする。それから、小さい事にくよくよする。そうすると、交感神経が優位になって、目が覚めてくるんですよ。
だけどね、そういうことすると、健康に良くないんで、やめてください。
でも僕いつもそういうこと心掛けてます。
【石塚さん】
よく深海にもぐる方が、呼吸をすごい早くっていうの、ありましたね。
【院長】
酸素を一生懸命取り入れようとしてるんですけど、平常時にやると過換気になりますから、やらなくていいです。
過換気になるとふらふらしますんで。
とにかく、この寒い時期、寒暖差が激しい時ですね、自律神経を乱すとですね、治すのが非常に難しくなりますから、お気をつけになっていいただきたいってことですよね。