【質問①】　　
「虫歯にならない食べ物って世の中に存在しますか？」

【院長】　　
ご質問有難うございます。絶対虫歯にならない食べ物はものすごい少ないんですけど、虫歯になりにくい食べ物はいっぱいありますよね。
例えば繊維質が豊富な野菜、果物、あとフッ素が含まれている食べ物ってあって、わかめ、めざし、のり、それとカルシウムが含まれている食べ物、牛乳、ヨーグルト、豆腐、納豆が挙げられますがこれだってやっぱり歯をみがかないって訳にはいかない。
じゃあ虫歯にならない食べ物は100％キシリトールガムとタブレット、これ、100％のものだけですからね。
出来たら薬局で買っていただきたい、それとそれに並ぶものとしてハードチーズ、かたいチーズこれはＷＨＯがキシリトールと同等に虫歯予防になるといわれていて食後に少し食べると虫歯予防に有効だと言われていますけど、やっぱり食べたら気持ち悪いじゃないですか、結局は歯ブラシをした方がいいかな～？
あとは水と緑茶ですね。これは食べ物とは違いますね、以上です。　　　　

【質問②】
「口の中の癌って歯医者さんで分かりますか？」

【院長】　　
ご質問ありがとうございます。そうなんですよねー。
うちにも多くの患者さんが口の中の状態を自分で見て癌じゃないのかって、いらっしゃる。
ネットの画像検索をするとめちゃくちゃ怖くなる気持ちは分かりますけど以前もお話しましたけど私の出た大学では口腔外科の授業で何万枚も癌のスライドを見せられて頭にたたきこまれたんですね。
早期のものからひどいものまで、それこそ嫌と言うほど！寝ている生徒がいたらあの時代ですから生徒を見張っている助手の先生達にフルスロットで殴られていました。今思えば本当にあの先生方には感謝しています。
彼らのあの行動は使命感からだったんですよね。
その時教授がおっしゃっていたのは、ここまでお前らに見せておけば少なくても怪しいって見るだけで分かるはずだと。分かれば歯医者になるだろう君たちが確定診断出来なくても出来る病院に紹介が出来るし、しろ！と。
結果なんでもなければそれでいいじゃないかと、私たちは何で歯医者に行っていたのにここまで放っておいたんだと思う症例をさんざん見ている。君たちがそうならない様気をひきしめろと言われました。
癌かどうかの確定は組織を取って病理検査しないといけないんですが一般開業医では無理なんです。ただそうやって教育されている歯医者なら怪しいと思ったら病理検査出来る病院にすぐ紹介してくれると思います。
ちなみに歯医者以外なら耳鼻咽喉科になります。不安で歯医者に診てもらう時は必ず自分からその先生に言ってください。ここが不安だと。
又その上で不安が解消されなければ耳鼻咽喉科へ行っていただいてセカンドピニオンを受けてください。その上で大丈夫だったらまず大丈夫だと思いますよ。　
歯ぐきの色からして、最近疲れてますか？とか占い師的な事を言うと患者さんが感激してくれるんですけど、ただ散々人の口の中を診ているとその人の体調だとか、ちょっと体調が悪いんだとか分かる様になってくるんですよね。
占い的な話じゃなくて、だって開業して33年、人の口の中診てるんですからそりゃ分かる様になってきますよね。