『先日、歯医者に行ったら私の歯は着色しやすいと言われました。
紅茶やコーヒーが好きでよく飲むのですが、やっぱり着色が気になって、
飲み終わったらすぐに口をすすいだりはしてるのですが。着色しやすい歯とは何が違うのでしょうか?
たまに、ドラッグストアで売っている「歯を白くするスポンジ」を使ってみたり、ホワイトニングも考えているのですが、ホワイトニングってどんな治療ですか?
歯の健康には影響ないものなのでしょうか?一度ホワイトニングするとどのくらい持つのでしょうか?』
【院長】
まず、この質問の中に、紅茶で歯に色が付くって書いてありますよね?
あの、なぜ、着色が付くのか。これもちろん、お茶に色が付いてるからですよね。ただしね、色が付く順番てあるんですよ。
コーヒーより紅茶の方が色が付きやすい。一番付きやすいのは、紅茶、緑茶、コーヒー、中国茶の順なんですよね。
これ何でかっていうと、これね、お茶にはね、フッ素が入ってるんですよ。で、フッ素が入ってるから、虫歯の予防になるわけですね。
そのフッ素の量が多い順が紅茶、緑茶、まあ、中国茶になるんですよね。
【光邦さん】
えー、フッ素は着色しやすい?
【院長】
結局ですね、フッ素ってどういうものかっていうと、歯にくっついて虫歯の予防になるわけです。
そのフッ素が色を連れてくるわけですよね。
まあ着色だったらね、気にされる方はすごい気にするし、全然気にしない人もいらっしゃるんですよ。
ただしね、ただし、着色が付くと、歯の表面てざらつくんですよ。
つまりね、例えばホコリが付いたところを雑巾ひと拭きできれいになりますよね?つるつるだったら。
だけど、ざらついているところは、こすらないとホコリが取れないじゃないですか?
つまり、フッ素がせっかく付いてるんだけど、付いて虫歯の予防になるけれども、色が付いたままにしておくと、それは、虫歯の原因にもなるんですね。
また、その着色を取るっていう行為と、この方がおっしゃってるホワイトニングっていうのは全く別問題なんですよね。あの、これ着色を取るっていうこととホワイトニングと、一緒に考えてしまうと、要はホワイトニング用の歯磨き粉ってありますよね?
あれはですね、ホワイトニングっていうよりも、着色を落とすっていうものなんですよね。
着色を落として、歯の本質から白くするっていうわけじゃないんです。
それに対して、歯科で行うホワイトニングっていうのは、歯の本質を白くするっていうことなんですよね。
歯のね、内部まで白くしてくれる。
最近ね、エステとか、セルフホワイトニング専門店とかジムでも、ジムってスポーツジムですね、ホワイトニングができる。
これね、すごい大きな違いがあって、歯科で、歯医者で行うホワイトニングは、医療ホワイトニング、セルフホワイトニング、まあエステとか、ジムで行うホワイトニングは非医療ホワイトニングって言われてるんですね。
何が違うかっていうと、医療ホワイトニングは歯の本質を白くできる、次亜塩素酸を使えるんですよ。
でも、非医療のケースに関しては、次亜塩素酸が使えないんですね。つまり、非医療の行為に関してはいわゆる歯の表面の着色を落とすところにとどまっちゃうんですね。
【光邦さん】
は~、歯磨き粉と同じってことですね?
【院長】
と、変わりないんですよね。だから、歯医者の私として、もちろんね、私、それ否定するわけじゃないんです。
やっぱり値段も安いから、若い人たちにすごい好まれてるんですね。
ただ、本当に白くしたいんであれば、あの、ぜひ歯医者でホワイトニングを望まれるといいかなと思います。
これね、ホワイトニングの話って、すごく最近ね、ものすごく質問が多いんで、次週、もう一回やらせていただいていいですか?
【光邦さん】
ぜひ教えてほしいです。お願いいたします。