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お口の中からの健康法(お役立ちブログ)Kenko Blog

2025.05.23

2025.5.15「ちょうどいい歯ッピー」での質問

質問
『最近、口が大きく開かなくなってしまいました。ハンバーガーを食べようとしたら口が開かないんです。
大きく開けようとすると顎の関節のところがいつもみたいにスムーズに動かなくて、無理に開けようとすると痛みもちょっとあって・・・
食事の時にすごく困っています。これってやっぱり顎関節症ですか?』

  

【院長】   
ご質問ありがとうございます。そうですね、これは顎関節症だと思います。
光邦さんこういった経験あります?

【光邦さん】   
僕は20年ほど前になりまして、で、口腔外科に行って、「顎関節症です」って言われました。

【院長】   
その時はどういう症状だったんですか?

【光邦さん】   
口を開けると、パキッパキッて。

【院長】   
音がする?

【光邦さん】   
音がする、で、なんか違和感があってちょっと痛い。

【院長】   
ちょっと痛い。食事はできた?

【光邦さん】   
食事はできました。

【院長】   
あー、よかったですよかったです。あのね、最近こういう方ってすごく多いんですよね。
顎関節っていうのは、耳の穴の少し前のところにある口を動かす時に使う関節ですよね。
顎関節症って、そこに炎症がおこることなんですが、症状としては、ピンキリで「開ける時少し音がする」から「食べることもできないほど口が開かない」まで。
一生の間、二人に一人は経験すると言われているほど多くの方が経験してるんです。
中でも、よくある症状としてね、顎関節は耳のすぐ隣にあるために「音が気になる」という人がいます。
痛みを伴わないけどっていうことですよね。
でもね、この音を消すためには手術が必要になることから、世界的には「痛みがなくて、音だけだったら治療する必要はない」とされています。
できたらね、音は鳴らさない方がいいですよね。わざと鳴らすと、余計音がするようになっちゃいますから。
問題は口が開かないとか痛みがある場合なんですよ。
これからお話することは、なってない方もなると面倒ですから、知っておいていただきたい。

原因なんですけど、原因は一つに決められるわけではないんですよね。
まず、日常生活の中で、あごへの負担が積み重なることで発症するんです。
あごに負担をかける要因としては、歯ぎしり、食いしばり、あとね、うつぶせ寝、頬杖なんかも挙げられますよね。
それからね、すごく近年ではスマートフォンの使用時間が増えたことも影響してるって考えられます。
スマートフォンを使用する際は、下を向いて猫背になることが多くありますよね。前かがみになると、下あごが前に出やすくなる。それであごに負担がかかるんです。
こうした要因が積み重なって、あごへの負担が許容量を超えた時に
顎関節症が発症するというわけなんです。
許容量ってね、そのあごに対してのストレスの許容量は違うんですが、男性よりは女性のほうが顎関節症になりやすいです。
女性でもね、女性ホルモンが不安定になりやすい20歳前後と40代半ば~50代半ばの頃に多くなる傾向にあります。
もし顎関節症と思われる症状が出た場合は、早めに受診することが大切です。
受信の目安ですが、口を開けると、あごに痛みが出る場合や、あと、口が思ったように開かない場合ですよね。思うようにってどの程度口が開かないのか?
自分で調べてみてほしい。
やり方は、指を縦に揃えて何本入れられるか確認します。
指3本が問題なく入る場合は、正常と考えられるため、受診は不要です。
それ以下は早めに受診が必要です。ということで、お考えいただければと思いますね。
歯医者に行った場合、どういう治療をされるかってことなんですけれども、
やっぱりまずマウスピースですね。ナイトガードっていうんですけど、それをつけていただいて、関節のところの軟骨の衝撃を和らげる。
あとね、レーザーを当てるっていう方法もあるんです。
このレーザー治療機でそこの患部を温めると、軟骨が、いわゆる健康に戻るっていうケースも多いんですよね。
ただ、レーザーに関してはある病院とない病院がありますから、ちゃんと問い合わせて、聞かれてから受診されるといいかもしれないですね。

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