『菌のはなし 善玉菌と悪玉菌』
【光邦さん】
ここ最近、菌の話で盛り上がってますよね～。
【院長】
そうですね、先週の続きですよね。
先週、先々週、その前の週と3週に渡って人間の体に対しての細菌について話をさせて頂いてね、とくに乳酸菌は腸にいいと。
腸活には乳酸菌だと。今口の中にも有効な乳酸菌があるって話をさせて頂きましたよね。だから、ダメなんだと。
【光邦さん】
逆に！ そういう話も出てきてる？
【院長】
発信している医師の先生達いらっしゃるんですよ。
【光邦】
悪玉菌ばっかり減らそうって言ってるじゃないですか、世の中。
【院長】
そう、おっしゃる通りなんです！
あのね、日本人にアレルギー、アトピーが増えているのは間違った腸活をしているからだと、そう思った医師が東南アジアの各国に行ったんですって。
アレルギー、アトピーは増えてない訳ですよ。大腸がんも増えてない。
増えてるのは日本人だけなんです。
あのー、それってね、食べ物の添加物がそもそも原因なんじゃないかって説があったんですよ。
決してそうじゃないんですよ。
各国、日本で到底認可されてないような添加物も当たり前のように食べているわけですよね。
じゃあなぜか？これね、日本より衛生面で問題があるからだと。
だから良いんじゃないかと。彼らの腸内細菌の割合、日本人より悪玉がすごい多かったんですよね。
悪玉ってすごい大事なんですよ。
善玉ももちろん大事なんだけど、悪玉ってちゃんと肉を消化してくれる作用があるんですよね！
これね、日本人は善玉を増やし過ぎてるんじゃないかと。
大体日本人の善玉の平均ってトータルで10だとしたら善玉2、悪玉が1なんですよ。
それに対して日和見菌が7。もう中には善玉が2.5、悪玉が0.5、日和見菌が7って方もいらっしゃる。
これね、彼ら、東南アジアの各国の方達の平均は善玉が2に対して悪玉が2なんですよね。
【光邦さん】
あ、バランスがいいんだ！日和見菌が6？
【院長】
そう！で、しかもこの割合を考えた中で日本人の大腸がんは増えてる。
彼らは増えてない。結論、綺麗にし過ぎなんじゃないかと！
これね、まだ予想の段階ですよ。だからね、腸の健康な人の糞を移植するっていうのが流行ってるんです。
移植して大腸の中にいれるわけです。
そこで健康な人の腸の細菌を繁殖させるって。いわゆる便の移植っていうのが流行っている訳です。
でもそれだって、やっぱりいやじゃないですか。
【光邦さん】
そうねー。
【院長】
それでね、すごく良い方法がある。そういった先生達がみんな提唱している方法があるんですよ。泥んこ遊びなんですよ。
土を触れってことなんです。
【光邦さん】
うわー、おもしろい。泥団子とか作りましたもん。
【院長】
土が汚いって言ってるわけじゃない。
土に触ることで色んな細菌に触れ合わせろと。
それが健康に繋がると。大人だったら畑作業、それから園芸、ちゃんと土に触れあうってことがその先生達は大事だって。
【光邦さん】
すごい面白い。
【院長】
ほとんどの歯医者はコロナ禍でクラスター起こした歯医者ってほとんどいなかった。
【光邦さん】
歯医者は本当そうなのよ。
【院長】
あのね、一番危険な職業だって言われて、僕の周りでもそうですけど、他の業種に比べてコロナに罹った歯医者の先生圧倒的に少ないです。
これね、細菌やウイルスに慣れてきちゃってるんじゃないかって。
【光邦さん】
常にさらされているからってことですよね。
【院長】
そういうことなんですよね～。だから強くなってるんじゃないかと。
それからもう1つ、東南アジアの国々に行くと「日本人は食べないで下さい」って言われる食べ物、たくさんありますよね。生ものとか。
【光邦さん】
水とか。
【院長】
現地の人とか他の国々の人は普通に食べてる訳ですよ。
なのに日本人だけ食べちゃいけない。それがさっき光邦さんおっしゃった、日本人に大腸がんが増えているってことに関連しているはずなんです。
ただね、圧倒的に、その国々よりも日本人の平均寿命は長いって事も事実なんですよね。
【光邦さん】
不思議だねー、なんだろうねー。
【院長】
偏っちゃいけない。
【光邦さん】
ジレンマ。でもバランス・・やっぱりちょうど良くって必要ですよね。
【院長】
そういうことなんですよね。
【光邦さん】
まあ、傾きがちの国民性でありますからね、我々はね。
【院長】
そう、おっしゃる通りなんですよ。何か猪突猛進で信じて、あぁ失敗したなって思わないで頂きたいなって。
【光邦さん】
そうですね、何事も塩梅。ありがとうございます。
