~質問~
『先日ニュースで歯磨きをよくする子供は便秘になりづらいと聞きました。歯磨きってそんな効能あるんですか?』
【院長】
光邦さん本当によく勉強してますよね。これね、すごい研究だったんですよね。
東北大学と東北福祉大学のチームが、約8万組の母子データをとりまとめて、発表したんです。
子どもの便秘の有無と、毎日の歯磨き回数との関連について解析したんですね。
もうこういった研究って初めてだったんですよね。
便秘ってね、乳幼児によく見られる消化器疾患なんですが、これまで毎日の歯磨き習慣との関係について調査したものはなかったんですね。
これ、なぜか、なぜね歯磨きの回数が便秘につながるのか。
その理由はね、いまだ、研究段階で、想像になっちゃうんですけど、光邦さんなんでだと思います?
【光邦さん】
えっと、お口の中が、きれいになるじゃないですか、で、雑菌とかが取り除かれるから、悪玉菌がおなかの中で増えない!
【院長】
あー素晴らしいですね。おっしゃる通りだと思います。
この先生もおっしゃってるのが、「理由は2つあるんだろう」と。
まず、腸内にはね、細菌が、いま光邦さんおっしゃったように、善玉、悪玉、それからね、日和見菌っていうのがあるんですよね。
日和見菌って、どっちにも転ぶ可能性がある菌。
歯ブラシを怠れば口の中の細菌が増えるっていうのは想像がつくと思うんですけど、そのことで、腸内の細菌まで増えるんですよね。
強いては、便秘だけじゃない、下痢や大腸がんにまで影響するわけですね。
もう一つあるんです。これね、口腔内の刺激なんですよ。そ、粘膜に対しての刺激なんです。
これ刺激与える事によってツボなのか血流なのか分からないんですけど、少なくとも歯ブラシはストレスの発散になるんですよね。
例えば、僕大学に入った頃にね、大学の先生から「勉強して辛くなってきたら、例えば眠くなってきたり気分転換したくなったら、歯ブラシをしろ」と。
だから僕、眠くなったり、科目を変えて勉強する時には歯ブラシをするようにしてたんですよ。
よく、高速道路の洗面所でドライバーの方が歯ブラシをしているのを見かける事があるんです。
ああいう方は気分転換をしたり、眠気を覚ます事になるんだと思うんです。
実際僕患者さんに、便秘で困っているという方、これ全てじゃないんですけど、歯ブラシをすすめると「便秘が治りました!」っていう報告があるんです。
つまり、腸内細菌の問題だけじゃなくて、口腔内の刺激っていうのはすごく大事だなっていうふうに歯医者として思うんですよね。
【光邦さん】
そうか~、粘膜に刺激を与えるって他に場所無いもんね・・!
【院長】
光邦さん、うちの病院で口腔内マッサージってやったことあるの覚えてます?
【光邦さん】
あ!やってくれた!
【院長】
そうですよね!あの口腔内マッサージ、きぬた歯科はそういう観点から取り入れてるんです。
あれ、歯医者みんながやっている訳じゃないんですよね。
あれをやることで食いしばりが良くなったり、頭痛とか肩こりが改善される方全てじゃもちろんないんですけど、多いんですよ。
どうしても口腔内マッサージって実費治療になるのでやると癖になりますからそれはそれで気をつけてください・・(笑)
【光邦さん】
癖になるんだ!じゃあ、気持ちいい?
【院長】
気持ちいんですよ!僕もやっぱりね診療してても寝ている時も人に注意事項は言うんですけど自分も食いしばっちゃってるんですよね。
あれをやられると食いしばり解けるんですよ!
【光邦さん】
自分じゃできないですもんね。
【院長】
自分でやるの難しいですね~。ぜひ気になる方は試していただいて。
きぬた歯科のHPに載っています。
【光邦さん】
きぬた歯科で口腔内マッサージしてほしいんですけどって相談もできるってことですか?
【院長】
できますできます!ちゃんとお口の中をきれいにしてから臨まれた方がいいですよね。
やっぱり腸内細菌に関しては、乳酸菌が良いってのは常識的なんでしょうけど、最近になって口の中にもすごい効く乳酸菌が見つかったんですよ!
【光邦さん】
何ですかそれ!
【院長】
これね・・あ、これ次回にしましょう!
【光邦さん】
わーーー!きた(笑)!
【院長】
いやー、これすごいんですよ。
【光邦さん】
段々、院長もラジオテクニックが・・(笑)
【院長】
(笑)これは良い話なので、ぜひ聴いていただきたいと思います。