【茉奈さん】
さあ6月は横浜鴨居で開業33年、横浜きぬた歯科からお送りしました!ロケ回ありがとうございました!
【院長】
こちらこそ来ていただいてありがとうございました!
【茉奈さん】
楽しかったです!
【石塚さん】
橋を渡るとワンダーランドが広がってる・・
【茉奈さん】
きぬたワンダーランドでした(笑)
【石塚さん】
橋の手前にもありましたけど。
【茉奈さん】
ありましたね!鴨居という地が同時に好きになるという。
【石塚さん】
歯科衛生士の方って言っていいんですかね?女性の方がキレイなスタッフが多かったですね。
【院長】
ありがとうございます(笑)みんな喜ぶと思いますよ。みんな石ちゃんと茉奈ちゃんにお会いできてすっごい喜んでました。
【茉奈さん】
たしかに、みんな石ちゃんと写真撮りたくて列を作って撮ってましたよね。
【院長】
一生の思い出にするって言ってました。
【石塚さん】
お口の中のチェックまでして頂いて・・
【院長】
しましたね!めちゃくちゃ綺麗でしたよね!石ちゃんの口の中ね!
【石塚さん】
いやあ、だって気になりますからね~。自分で調べられませんし。
最新の器機を使って調べて下さるから。
【院長】
石ちゃんの口の中から菌を採取するってめちゃくちゃ難しかったですよ。そのくらいきれいでしたよ。
【石塚さん】
全部カレーで消毒しているんですかね?
【茉奈さん】
滅菌?(笑)
【院長】
いやいや、お酒もカレーも消毒できませんからね(笑)どちらにしても立派だと思います。
【石塚さん】
ありがとうございます。
【院長】
やっぱり口の中をきれいにしておくっていうのは余計な病気にならないためにすごく重要ですから、これからもキープ出来たらいいなって思いますよね。
【石塚さん】
再三私申し上げてるんですけど、先生に教えて頂いた「朝起きたらまず歯磨き」、あと「軽く運動」ね。
【茉奈さん】
ウォーキング、ウォーキング!
【石塚さん】
これはほんとやってます。
【院長】
本当にやってくれてるんですよね!いやーありがとうございます!
【石塚さん】
僕ご近所から「あの人大丈夫?」ってくらい朝運動してますからね。
【院長】
あの、この番組の色んなリスナーの人の参考になればいいなと思ってたんですけど石ちゃんに向けてもこれからしっかり勉強して発信していきたいと思います。
【石塚さん】
よろしくお願いします!
【茉奈さん】
お願い致します。ぜひまたね、ロケも行きたいなっていうふうに思いますのでよろしくお願いします!
【茉奈さん】
さあ、今日のテーマは「低ホスタファーゼ症」についてということなんですけれどもわたしこれ全然聞いた事なかったです・・。
【石塚さん】
あんまりテレビでも報道でも聞かないですよね?
【院長】
これ、歯の異変が“病気のサイン”になることがあるというお話です。
“低ホスファターゼ症”、これって骨や歯をつくるのに必要な酵素(ホスタファーゼ)が足りなくなる先天性の病気なんです。
この病気は、はやく見つければ、劇的に改善される方が多いんですよね。
というか、歯医者が見つけるべき病気なんですよね。この病名って知らないですよね?
【茉奈さん&石塚さん】
知らないですね。
【院長】
知らないから、あとで手遅れになられる方っていっぱいいらっしゃる。
しかも意外に多い、こういう方。これね、どういう事が起こるかって言うと、骨がもろくなったり、歯が自然に抜けやすくなったりするんですね。
で、重症型だったら出生直後に命にかかわるケースがあるんです。
【茉奈さん】
どのくらい直後なんですか?
【院長】
結局、重症型だとすぐ分かるんですよ。あの、いろんな症状あるんですけどこれ医師の先生すぐわかります。
だけどそうじゃなくて重症型じゃないケースが問題なんですよね。そのまま大人になっちゃうと短命に終わっちゃうんですよね。
で、その軽症型だと、軽症型のサインが「歯が早く抜けた」っていうのが初めてのサインになるんですよね。これを見落としちゃいけない。
だから、知識のある歯医者だったら疑う事ができるんですよね。
【茉奈さん】
乳歯が抜けたりするタイミングだってあるから歯が抜けるのは自然なことではあるけどそれとの違いを分かるのって難しいですよね。
【院長】
おっしゃる通りなんです。乳歯が抜ける、その時期って大抵6歳以降なんですよね。
それが4歳未満で下の前歯がグラグラになって抜けたら、“早すぎる”ってことをみなさん知っておいてほしいんですね。
皆さんよく、成長が早いと心配するお母さん方って少ないんですよ。
だけど成長が早い方、抜け変わるのが早い子の方が概して虫歯になりやすかったりするんですよね。
だから決して成長が早いって事がすべて良いわけではないんですよね。
このケースの場合は、4歳未満で歯が抜けちゃうって事、異常だっていう風に考えて頂きたい。そういう知識をもっていただきたいんですよね。
【石塚さん】
普通にね、普通に考えると早く大人になったんだな、とか・・
【茉奈さん】
おめでとうっていうところかもしれないけど・・
【院長】
自分で歯が抜けた記憶があってもその時何歳だったかなんて覚えてないですよね?
【茉奈さん&石塚さん】
覚えてないですね・・
【院長】
通常はさっきお話したように6歳くらいだってことなんですよね。
しかも生え変わりで抜ける歯って根っこが溶けてなくなってるんですよ。
それがこの病気、低ホスファターゼで抜けた歯ってちゃんと根っこがついてるんですよね。
だから、歯医者に行くときに抜けた歯を持っていってほしいんですよね。
その歯を見ただけで歯医者は「これは正常に抜けてますね」「これは異常性がありますね」っていうのが分かるんですよね。
もうひとつね、歯医者がその場合診るのは、子どもなのに、歯周ポケットって分かると思うんですけど、歯周ポケットが深くなるっていう異常も見られる。
それから歯周病じゃないのに、歯ぐきが歯から剥がれてる状態。
これも歯の根っこ支える組織が弱いために起こる症状なんです。
だから、歯を持っていって頂いて、その抜ける時期が早いとそういうことを歯医者がよく見るようになりますから。ぜひ持っていって頂きたいです。
【茉奈さん】
こうなってしまったら治療することはできるんですか?
【院長】
できるんです。今はね、日本で開発された“酵素補充療法”という治療がある。
早期に始められれば将来の症状をかなり抑えることができるんでね。
軽症型は骨に異常が出にくい、気づかれないまま成長しちゃうことが多いんです。
歯の異変で気づいてあげることが、その子の将来を守ることにつながるわけですよね。
【石塚さん】
それってどういう処置をするんですか?
【院長】
これはですね、歯にするんではなくて、全身疾患ですから、さっきお話しした日本で開発された“酵素補充療法”っていう治療をすればいいんです。
劇症型だとすぐ分かるんです、でも劇症型じゃないいわゆる慢性的にすすむ病気っていうのはなかなか気づかないんですよね。
それって歯医者が気づくべき病気なんです。
で、歯医者が気づくべき病気っていうのは他にも色々あるんですよね。
例えばですね、すごく印象に残ってるのは白血病ですね。
白血病もそうだし、三叉神経痛、心筋梗塞、こういう病気って歯医者が疑うことができる病気なんですよ。もちろん確定診断はできないんですよ。
もしかして必要があるから内科にも行ってほしいと。それから神経科にも行ってほしいと。
こういうことの窓口になるのは基本的に歯医者なんですよ。
【茉奈さん】
すごい!歯医者さん!
【石塚さん】
基本的に早く気付くことができるからね。早く手を打てますもんね。
【院長】
だから歯医者の先生方に、ぜひそういう風な視線で患者さんを診てもらいたいと。
私あの、こういっちゃうと語弊があるかもしれないですけど歯医者っていう職業は医者よりも下だっていう意識があったんですよ。
それってやっぱり命に関わらないからだと。医者の先生たちは日夜、命に関わる仕事をしていると。
でも、決してそうじゃないと。歯医者が助けられる病気、さっきの白血病じゃないですけど、僕もう歯医者になってもう5人、白血病の患者さん見つけたんですよ。
みなさん早期だったんで、生還されて、すごい感謝されたんですね。
【茉奈さん】
よかった~。
【院長】
よかったんです。だから命に関わる病気に歯医者も携わっていると。そういう観点で診てもらえる歯医者に出会えると、リスナーの皆様も幸せなんじゃないかと思いますね。
【石塚さん】
先生がもう白衣をきたキリストに見えてきました。
【茉奈さん】
本当に(笑)拝みたい気持ち。
【石塚さん】
普通は歯をきれいにしようとか、それこそインプラントですとか、そういう意味で歯医者さんって捉えてますけどもう総合病院ですね!
【院長】
いやいや、そうじゃないんですけど・・(笑)そういう観点で歯医者の先生もあれすると社会的地位も上がって良いんじゃないかなあと思いますね。
みんな知識はあるんですけど毎日の仕事、治療に没頭しすぎて、歯医者は削る、クリーニングする仕事だってことにあれされないで、広い目で診られると良いのかなって・・
まあ非常に私がいうのもおこがましいんですけどね。そうあって頂きたいなって思いますね。
【石塚さん】
なるほど。助言頂いたら本当に嬉しいよね。
【茉奈さん】
そうですね。早く調べますねっていう風にできますし、より信頼できる歯医者さんだなって思いますし。
【院長】
ただ、やっぱりね、内科の先生とか、これはちょっと見た事ない粘膜疾患だなと、で、その組織をとって調べられるような病院に紹介して・・
何でもない事がある訳ですよ。何でもない時にどう思うか?患者さんのなかには「わー、驚かされた」と。あのー、別に「あなた癌かもしれませんから診てもらって下さい」なんて言いませんよ。言いませんけど、「私すごい怖かった」と。やっぱり怒る患者さんもいらっしゃるんですよね。
でもね、それで何でもなければ、それでいい訳ですよ。
【茉奈さん】
いいですよ!安心!
【院長】
でも、もし早期で、実際そういう症例いっぱいありますから。
早期で見つかって「あぁ、先生、おかげで」って言われる方が大事だと思うんですよね。
大学時代、私はそう教育されたし、ずっと守ってますね。
【茉奈さん】
いやあ、素晴らしい。
【石塚さん】
だってほら、ノストラダムスの大予言もさ、結局1999年、何もなかったじゃねえかって人とさ、何もなくてよかったっていう人がいる訳ですよね。
なくてよかった!の方ですよ。
【院長】
やっぱり何か言われると準備しますからね。あぁ、じゃあそういうことならこういう事に気をつけようってこともありますからね。それはいいと思いますね。
【石塚さん】
だって結局その分に補充しておいた水とか結局全部飲んじゃうしね。
だから準備は無駄になる訳じゃないから。準備は。
【茉奈さん】
そうですよ!生きててよかったってなりますもんね!
【石塚さん】
わーすごい、もうぜひ皆さんもチェックに。歯だけじゃなく、その他の健康チェックに院長のところに。
【茉奈さん】
きぬた歯科に。
【院長】
ありがとうございます、きぬた歯科だけじゃなくて歯医者でそういうことも診てもらえるといいですよね。

