【花粉症?虫歯?花粉症と虫歯の関係性】
〈光邦さん〉
今日はこんなメッセージが届いております。
「右上の奥歯が痛くて歯医者へ行ったら“花粉症が原因かもしれない”と言われまして、耳鼻科を勧められました。
耳鼻科で抗生剤をもらっても痛みが引かず、別の歯医者に行くと結局、右の一番奥に大きな虫歯が見つかり、治療したら痛みが治ったんです。
3日ほど眠れない。そんな日々が続いたほど痛くて、最初に行った歯医者に怒りを感じています。これは仕方ないことなんでしょうか?」
というご質問です。
〈院長〉
ご質問ありがとうございます。
あの、そうですよね。あのね、私も子どものころから、さんざん歯の痛み、歯が痛いってね、ほんと我慢できないんですよ。
〈光邦さん〉
つらいですよね~
〈院長〉
そうなんですよ。だから感情的になる気持ちも分かるんですよね。
あのね、早速なんですけど、始めに行った先生、まあ歯医者の先生をかばうわけじゃないんですけど、まだ花粉症が続いているこの時期ですね、歯医者も診断に迷うことが多いんですよね。
それはね、以前からここでお話しさせていただいてますけど、もしかしてこの方の痛みは、虫歯からも、鼻からもきてたのかもしれないんですよね。
〈光邦さん〉
鼻から!
〈院長〉
そ、なぜね、鼻が悪いと歯が痛くなるのか。これ、花粉症がまだ続きますから、この時期、歯医者にはこういった患者さん多数いらっしゃるんですよね。
鼻にはね、鼻腔と副鼻腔とあるんですよ。副鼻腔ってお分かりになります?
〈光邦さん〉
よく副鼻腔炎とか。膿がたまって。
〈院長〉
鼻の横。目の下にですね、空洞があるんですよね。これ誰にでもあるんです。だけどこれなぜあるのかは、いまだに分かってないんです。
そこが、簡単に言うと炎症を起こしてる状態が副鼻腔炎、まあ上顎洞炎とも言うんですけど、鼻が詰まるほとんどの方がですね、ここに炎症を起こしているんですね。
だから、歯を治療しても痛みがひかないケースってあるんですよね。
〈光邦さん〉
歯が痛いと錯覚してしまうってことですか?
〈院長〉
そういうことです。
あのね、耳鼻科には花粉症の時期、僕のいとこが言ってたんですけど、僕のいとこ、耳鼻科の開業医なんですけど、すごい患者さんいらっしゃる。
で、その次に来る病院って、眼医者なんですよ。眼医者ってやっぱり目がかゆいとかね、で、その次がね、歯医者なんですよね。
鼻が悪いのに歯医者に来て、「この歯が痛い」とか、そうおっしゃるんですよね。そうするとね、私たちは緊張するわけですよ。
つまり、歯を削っていいのかどうか。鼻が悪いのに、歯の神経とかを抜いちゃうと、これは取返しがつかないわけですよね。
〈光邦さん〉
そうかあ…
〈院長〉
そ、だから、そこで歯医者っていうのは診断に迷うんですよね。で、これね、皆さんに知っておいていただきたいのは、鼻が悪くて歯が痛い、その特徴的なことです。
で、これね、まずお話ししたいのは、一番目にね、上の奥歯に鈍い痛みや圧迫感が出るんですよね。下の歯が痛くなるってことはまずありません。
〈光邦さん〉
上の奥歯…
〈院長〉
そ、それから、ものを噛んだ時よりも、前かがみになったり、頭を動かしたりした時に痛みがでるんですよ。
例えば具体的に言うと、階段を下りるときの振動とか。あと、走ると奥歯が痛くなるとかね。これはね、鼻が悪くて歯が痛くなる、その特徴的ですよね。
それから、もう1つ、鼻づまりや鼻水、頭が重い感じを伴うことが多いってことですよね。
それから最後に、一定の歯だけではなくて、複数の歯に痛みが広がる事があるってこと。あのね、この特徴は、やっぱり覚えておいていただきたいですよね。
〈光邦さん〉
分かりました。
〈院長〉
で、安易に歯を削ってもらってほしくないっていうのは大事なことです。
〈光邦さん〉
はい。
〈院長〉
あのね、以上なんですけど、私はね、きぬた歯科に勤務する歯科医師や衛生士に指導することはですね、「絶対病名を決めつけるな」っていうことなんですよね。
これってね、医師の先生方もそうだと思うんですけど、何か特徴的な症状、今お話ししたようなね、鼻から来る歯の痛みの症状が一つでも当てはまると、鼻だって決めつけて、他のことを見ない。あの、これはね決してやっちゃいけない事なんですよね。
まあ、それ以外でももうそういったことっていっぱいあります。
もしかして違う原因あるんじゃないかと。常に疑う頭っていうか、必要があるってことを、気持ちがあるっていうこと、これ、医療人にとってはすごい重要なことだと思いますね。
〈光邦さん〉
分かりました。まあ「決めつけない」っていうのはキーワード、それから鼻の可能性もある。
〈院長〉
そういうことですね。
〈光邦さん〉
でも歯が痛くなるってこともあるんですね~。
〈院長〉
あります。

