【歯周病の人は、うつ病になりやすい?】
〈質問〉
今日はびっくりするようなメッセージが届いています。
「先日、歯周病の人はうつ病になり易くなるという記事を見て不安になったんです。親戚にうつ病の人がいるので心配です。対策が有れば教えてください。」
〈院長〉
ご質問ありがとうございます。
そうなんですよね。うつ病にかかる確率って歯周病の方のほうが約2倍高くなるって発表があったんです。この事って五月病にも共通しているんです。
是非その対策についての リスナーにもこれを機会に知っていただきたいです。
まず始めに言っておきたいのは、そもそもうつ病と五月病は一緒に語るものじゃないというのも分かってるんです。
ただ、共通点はあるんです。あともう一つ、歯医者としてお話させていただけることとして、親戚筋にっていうようなうつ病の遺伝的な事に関しては、触れることが出来ないって断った上でお話させていただきます。
まず、メンタルに不調を抱える方々の唾液内では特定の細菌が増えたり、」逆に減少する事が分かったんです。
うつ症状や五月病の方は、健康な人と比べて口腔内細菌の構成が全く変わっちゃうんです。
口の中には多くの種類の細菌がいるって事は皆さんご存知だと思う。じゃあ何故、心の状態と口の中の細菌は関連し、お互い影響を及ぼし合うのか、これ二つ大きな理由があげられるんです。
一つ目は、どうしてもメンタルに不調が有る方は、自分の健康管理に対して雑になるんです。朝昼晩磨くのがおろそかになるだけじゃなくて磨くのが雑になるんです。
そうすると歯肉が腫れるんです。歯茎が腫れるっていうのは管理がおろそかになるからだけじゃない。
メンタルでも歯茎って腫れるんです。そうすると炎症サイトカインを発動させるんです。これ、体に炎症があるとそれに対して体が抵抗しようとする物質を炎症サイトカインっていうんです。
これが暴走を始めるんです、この暴走を始めた炎症サイトカインは脳とか心臓に運ばれるんです。
全身を様々な場所に新たな逆に炎症を起こすんです。それが脳まで行くと、これ、炎症性うつっていう状態になるんです。
でも歯茎の炎症って気が付かないんです。痛くないんです。ちょっと歯ブラシすると最近出血するなって、そういう事で結構な炎症サイトカインが発動されているんです。
もう一つあって、これは当然なんですけど、口腔内の炎症っていうのは腸内細菌に影響するんです。
腸内細菌に影響するって、どうやって影響するかっていうと人間の幸福物質ってあるんです、これ色々あるんですけど最も重要な物質としてセロトニンっていうのがあるんです。このセロトニンって腸が9割作っているんですって。
このセロトニンっていうのは非常に人間のやる気を出したりとか、幸せだなって感じる物質なんです。これ脳で作っていると思うでしょう?脳は1割なんですって。
つまり口腔内の環境が悪いと、それがものすごい減少してやっぱり不安感を感じる。
それがうつ症状や五月病に繋がるんです。これ対策として大事な事なんですけど、まず食生活、食生活に野菜とか果物とか発酵食品を務めて取っていただきたい。
それから積極的に運動したり、それから早く寝るって事です。睡眠時間をとるって事。
何より口腔内のケアをするって事、とにかくお口と心は繋がっているっていう事を理解してください。
もし最近元気が出ないなって気持ちになったらいつもより一生懸命口の中を磨いて下さい。
口腔ケアをしっかりする。それか歯医者に行ってプロにクリーニングしてもらう。そうすると気持ちも変わるかもしれません。
どうせ終わる人生ですから楽しく過ごすために歯医者を利用してください。

