【歯茎からの出血・・・ダイエットとの意外な関係とは?】
〈光邦さん〉
今日はこんな質問です。
「最近、歯茎からの出血が続き、近所の歯医者に行ったところ、『内科で調べてもらってください』と紹介されました。内科で血液検査をしてもらって、診断の結果、ダイエットが原因だと言われ、驚きました。歯医者の先生に8キロのダイエットをしたことを伝えていなかったのに、歯医者の先生に内科的に問題があるってわかるものなのでしょうか。何故ダイエットすると歯茎から出血するんですか。」と。
えーこれはなんでしょうか?
〈院長〉
この方大丈夫だったんですかね?あのね、どのぐらいの期間で8キロ痩せたのか分からないんですけども、入院したのかな?
まあ、とにかくね、どっちにしてもこの先生、この歯科医師の先生、いい先生だと思います。ダイエットが原因ってことはですね、多分、壊血病。壊血病っていうのは、壊血の病って書くんですよね。
〈光邦さん〉
わ、こわい
〈院長〉
これ、ビタミンCの欠乏によっておこる病気なんですよね。
この壊血病になると、歯茎が腫れて紫色になるんです。
〈光邦さん〉
こわいね。
〈院長〉
そ、ひどくなると歯がぐらぐらになって抜け落ちちゃう。
ただね、早期に気がつけばビタミンCの摂取ですぐ治るんです。すぐ。ただ、重症になると、それこそ死に至る病気なんですね。
過度なダイエットにはみなさん十分気をつけてほしいですね。
この方のようにね、全身の病気が、口の中の症状として出る病気っていっぱいあるんですよね。
それに対して、これ聴いてくれてる歯医者の先生方多いんで、是非ね、常にアンテナを張る必要があるんですよね。
歯茎が腫れる原因として、薬の副作用っていうのがまず挙げられるんですよ。
例えば脳梗塞とか、心臓の病気のためにね、血液をサラサラにする薬、あとてんかんのお薬ですよね。
あの、薬の副作用で、あるんだったらば、医師の先生、薬剤師の先生から説明があるんですよね。
やっぱりそういうお薬を飲んでいると、歯茎って腫れやすい、だけど、先生から説明があれば、やっぱり分かるわけですよね。
で、それによって自分でも分かるんですけど、ただ、自分が病気にかかってるか気づかず、口の中、特に歯茎に症状が出る病気ってあるんですよね。それが、糖尿病や、婦人科系の病気ですね。
それとね、血液疾患なんですよ。
これね、私歯医者になって38年経つんですけど、これまで、5人、白血病の患者さんを拝見したんですよね。
その全ての方が、自分が白血病だって気がついていらっしゃらなかった。歯茎から出血するっていう理由だけで、歯周病なんじゃないかなと思って来院していらっしゃったんですよね。
こういった時はね、常にそうしてるんですけど、他のこと、例えば歯医者が聞かなきゃいけないこといっぱいあるんですよね。
あの、熱はあるか、とか、最近体調はいかがですか?だるくないですか?夜寝れてますか?とか、歯医者が聞くべきじゃないような話までちゃんと聞いてあげることが大事なんですよね。
だけど、私たちの方で「あなた血液疾患かもしれないから内科に行けよ」って言うはずはない。
だって確定診断はできないわけですよね。で、ちなみにその5人とも、早期だったんで、改善して今でもご健在です。
〈光邦さん〉
すげー!
〈院長〉
そ、みんなに感謝されたの。
〈光邦さん〉
院長ひとつ聞いていいですか?
〈院長〉
聞いてください。
〈光邦さん〉
いわゆる、歯茎から血が出るって、まあ「歯周病かな」っていうのは歯間ブラシやっていたりとか、フロスやったりね、磨いてるときに血が出る。それって歯周病である可能性高いですよね?
〈院長〉
あのね、いろんな原因は考えられるんです。あの、おっしゃる通りで、大事なことはね、血が出る時にね、痛いかどうかなんですよね。
問題は“痛くないのに出血する”ってことなんです。
〈光邦さん〉
痛くないっていうのがポイントなんだ。
〈院長〉
そ、ポイントなんですよ。
〈光邦さん〉
へーこわい。
〈院長〉
まずは歯医者に行ってもらいたいんですよね。で、そこで、痛くないのに出血してると。
そしたら歯医者って、問診以前にこの方は歯周病なのか、歯肉炎なのかって調べる方法があるんですよ。
で、調べて、歯周病だったら歯周病の治療するんでしょうけど、ま、しますけど、歯周病じゃないのに歯茎が腫れてるって感じる場合があるんですね、その場合はね、詳しい問診が必要になるんですよね。
それともう1つ、薬の影響で歯茎が腫れる。これしょうがないと思ったら大間違いで、腫れてる歯茎をそのまま放置すると、やっぱり歯ってどんどんグラグラにな道に進んでいくんですよ。
特に薬で歯茎が腫れてる、腫れてしまう方はやっぱりマメに歯医者でクリーニングが必要だってことも認識してもらいたいと思いますね。
〈光邦さん〉
そうですね、ま、とにかく痛くないのに血が出るっていう状態になったら、もう歯医者さんにまずは診てもらいましょう。
〈院長〉
ぜひぜひ。
〈光邦さん〉
ありがとうございます。

