【子どもの“お口ぽかん”について】
〈質問〉
今日はもこんな質問が届いているんです。
「4月から小学校に入学する娘がいる母です。
入学前の健康診断でお医者さんから、お口ぽかんは治した方がいいですよ、と言われました。
それをママ友に相談したら、子供だからしょうがないんじゃないの大人になれば治るわよ、と言われました。
放っておいていいんでしょうか?」
〈院長〉
ご質問ありがとうございます。
これは歯医者として言わせていただけるなら治せるんだったら出来るだけ早く治した方がいいんです。
お口ぽかんって、口で息をしてるんですよ。
大抵の場合、これ、鼻が悪いんだったら別ですよ。
鼻が悪いんだったらまず鼻を治してからじゃないといけないんですけど、その上でお話させていただきたいのは口を開けているっていうお子さんはほとんど鼻じゃなくて口で息をしている訳です。
口で息をするのと鼻で息をする違いは大いにあって、まず口で息をすると口の中が乾燥します、それで歯肉炎や虫歯になり易くなる。
これは当たり前の話なのかもしれませんけど、最近分かったことは知能まで低下するんですって。
知能なんていわれると怖いですよね。
何故かっていうと鼻で息をするのと口で息をするのとではだいたい酸素の摂取量が3割くらい減るんですって。もちろん口で息をする方が減る訳です。
口で息をした方がいっぱい息を吸えるような感じがしますよね。
それと、もう一つ、顔つきが変わるんです。
鼻の高さは低くなって、顎は小さくなって酷い場合は鳥様顔貌、鳥の様な顔になるんです。
これは大人になってから治すのはめちゃくちゃ大変なんです。
それと、もちろん口呼吸、口で息をするっていうのは歯並びも悪くする。
口呼吸で乱れた歯並びを大人になってから治すのは本当に難治療になるんです。いい事って何も無いんです。
で、対策というか治し方になるんですけど、まずは、鼻に問題がある場合はそこから治療しなければならない。
ちゃんと耳鼻咽喉科に診てもらって鼻や喉に問題がある場合もあるんです。
それはちゃんと治療して下さい。それ以外は歯医者に相談していただきたい、口を閉じず、口で息をするのがただのくせだったら、いつも声掛けしてあげて欲しい。
それからトレーニング用としてマウステーピングってあるじゃないですか。別に矯正治療じゃない。
ちょっと口を閉じて鼻で息をするっていう習慣をつけてあげるだけで治ります。ただくせだけの子供も居ますから、それは是非そうしていただきたい。
ただ、舌にある小帯の付き方が悪い、小帯ってべろを上にあげたとき、すじがあるの分かります?
あのすじ、あの付き方が悪い場合もある。それから筋肉の付き方が悪い場合もある。
筋肉って言うのはくちびるの周りに口輪筋って筋肉があってそれが弱いとか、そういう時に歯医者が出番なんです。
ただその時に歯医者選びは小児の口腔機能障害に対してやってるか?って問い合わせていただきたい。
口腔機能障害って言ったって難しい言葉なんで、お口ポカンを治したいんだけどそちらで何か専門的な事をやっていますか?って聞いていただきたい。
どうしても歯医者にも得意分野があるんです。
だからそれに力をいれている先生とそうでない先生がいらっしゃるんです。
ちょっと聞いていただいて、それで行っていただいて、重症の場合は大学病院の小児科に紹介をそこからしてもらいたい。
そうすると鼻が悪くない限り治ります。それを小さいうちにやっていただきたい。
とにかく口で息をするってことはどうしても将来認知症とか誤嚥性肺炎に関わってきますから、常に自分は口で息をしてるんじゃないかって事に注目して気を付けていただければなと思います。
大人の方も気を付けて下さい。
お子さんから大人まで、お年寄りまでみんなで気を付けなければいけないってことです。

