【ミント系のガムや歯磨き粉で感じる冷たい感覚は本当に冷えているの?】
〈光邦さん〉
横浜きぬた歯科 presents 「ちょうどいい歯ッピー」
この時間は、横浜鴨居で開業 34年、横浜きぬた歯科の院長、きぬた久和先生の登場です。院長、おはようございます。
〈院長〉
おはようございます。よろしくお願いします。
〈光邦さん〉
お願いします。早速質問です。
〈院長〉
はい。
〈光邦さん〉
「ミント系のガムや歯磨き粉をよく使うんですが、あのスースーして冷たい感じって口の中が本当に冷えているのではないらしいんですが、本当でしょうか。」
〈院長〉
そうですね。これ、ご質問ありがとうございます。これはね、本当ですよね。
〈光邦さん〉
ほうほう。
〈院長〉
おっしゃる通りね、冷たい感じがするだけで、温度が下がってるわけじゃないんですよね。
〈光邦さん〉
そうなんですか。
〈院長〉
そうなんです。光邦さん、温度下がってると思いました?
〈光邦さん〉
僕ね、ミントスプレーを体にシュッシュッシュッって吹きかけるじゃないですか、夏とか。
〈院長〉
はい、かけますよね。
〈光邦さん〉
で、かけたことを忘れて海に飛び込んだんですよ。
もうね、凍え死にしそうでしたよ。
〈院長〉
あのね、これね、脳がね、冷たいものが来たって錯覚してるだけなんですよ。
〈光邦さん〉
えー、そうなんですか。
〈院長〉
勘違いしてるんですよね。
口の中にはね、熱い、冷たい、痛いっていう感じる感覚センサーがいっぱいあるんですよ。
〈光邦さん〉
あっ、いっぱいあるんだ。
〈院長〉
そう。その中でミントに含まれてるメントールっていう成分が冷たいものを感じるセンサーを刺激することで起こる脳の錯覚なんですよね。
〈光邦さん〉
へー。
〈院長〉
光邦さんが海に入って。
〈光邦さん〉
はい、冷たいって。
〈院長〉
そう、それもね、脳の錯覚なんですよ。
〈光邦さん〉
えー、鳥肌すごい立ちましたよ。
〈院長〉
そうなんですよ。それも脳の錯覚なの。
あのね、ここで気をつけなくちゃいけないことはね、多くの歯磨き粉にはミント、まあメントールが使われてるってことなんです。
〈光邦さん〉
使われてる、はい。
〈院長〉
このスースーした感じっていうのは、言い換えると清涼感になっちゃうんですよね。
〈光邦さん〉
うん。
〈院長〉
つまり。
〈光邦さん〉
スッキリきます。
〈院長〉
そういうことです。それに騙されて、多くの方がちゃんと磨いた気になってるってことなんですよね。
〈光邦さん〉
わかるー。
〈院長〉
そうなんですよね。
〈光邦さん〉
わかります。
〈院長〉
歯磨き粉を溶かしてうがいしただけでもスッキリ感あるじゃないですか。
〈光邦さん〉
あります。
〈院長〉
だから、それによってちゃんと磨けてないのに、磨けている気になってしまうことはよくあるんですよね。
〈光邦さん〉
うーん。
〈院長〉
で、それを対策する方法としては、できればミントが使われていない歯磨き粉を使って磨くか、もしくは、ちゃんとブラッシングした後に最後に歯磨き粉をちょっとつける、という形ですよね。
〈光邦さん〉
それがいいかも。
〈院長〉
そう。それからね、今暑い日が続くじゃないですか。
〈光邦さん〉
ええ。
〈院長〉
このことと同じようなことがあるんですよね。
〈光邦さん〉
はい。
〈院長〉
これね体中に感覚センサーってある。その感覚センサーの誤認ですよね。
〈光邦さん〉
うん。
〈院長〉
この感覚センサーは歯磨き粉同様ね、誤作動を起こすんですよ。
〈光邦さん〉
おお。
〈院長〉
例えば冷たい感じがするシャンプー。使ったことあります?
〈光邦さん〉
ありますあります。大好き。
〈院長〉
あれ使うと頭が冷たくなった感じがしますよね。そう、実際、頭皮の温度はね、全く変わってないんです。
〈光邦さん〉
うわぁ。
〈院長〉
特に注意が必要なのは冷却シートなんですよね。
〈光邦さん〉
うん。
〈院長〉
あれね、熱がある時、額に貼る。あれはね、頭の温度を下げることもないし。
〈光邦さん〉
えっ?
〈院長〉
熱中症の予防にもならないんですよ。
〈光邦さん〉
うおー。
〈院長〉
そう、確かにね、気持ちはいいですよね。
〈光邦さん〉
はい。
〈院長〉
厳密に言えばね、多少温度は下がるんですけども、下がるのはね、貼った部分の一部だけなんですよね。
〈光邦さん〉
そうか、それに安心してしまって。だけれども、体の深部体温はどんどん高まっていって、熱中症のリスクが上がっていくと。
〈院長〉
おっしゃる通りなんです。
〈光邦さん〉
ああ。
〈院長〉
だからね、あの、濡れたタオルとか、それを、まあ濡れたタオルを貼ると水の気化熱で温度が下がりますよね。
〈光邦さん〉
はい。
〈院長〉
そっちの方がよっぽど温度が下がる。
〈光邦さん〉
へー。
〈院長〉
感覚センサーの誤作動をね、鵜呑みにするとこの時期熱中症になっちゃいます。
〈光邦さん〉
はあ。
〈院長〉
もう熱中症はね、死につながる場合もありますから、十分気をつけていただきたいんです。
〈光邦さん〉
そうか。
〈院長〉
そう。でね、もし熱が出て、または熱中症になった方の熱を下げる場合ですよ。
〈光邦さん〉
はい。
〈院長〉
第一選択は濡れたタオル。
〈光邦さん〉
うん。
〈院長〉
可能であれば保冷剤を巻いて、額とか脇の下、あとね、股の内側。もし冷却シートをまあ貼るんであればですよ、大量の冷却シートを貼っていただきたいんですよね。
〈光邦さん〉
へー。
〈院長〉
まあ歯が痛くなったりね、腫れた時も同様なんです。
冷やすんであれば濡れたタオル、まあできたら保冷剤を巻いて使っていただければと思います。
〈光邦さん〉
はい。いや、だから本当に夏場なんか、この間もゴルフ行った時に、あの、衣服の上からシュッシュッとするスプレーでスースーして気持ちよくなるんですよ。
〈院長〉
気持ちよくなりますよね。
〈光邦さん〉
なるんです。
〈院長〉
そうなんですよね。
〈光邦さん〉
なるんだけれども、それでやっぱりあの、安心してると水分取り忘れたりするよってことですよね。
それはそれで気持ちいいんだけれども、ちゃんと水分取って日陰で休むとか。しなきゃダメだよってことですね。
〈院長〉
えっと、ちなみに光邦さん、あの、真夏にゴルフとかされます?
〈光邦さん〉
意外と好きなんですよ。
〈院長〉
あ、好きなんですか。
あの時に、あの、水を本当に暑い日に飲みすぎると、これ途中から気持ち悪くなってくるの知ってます?
〈光邦さん〉
あ、水中毒?
〈院長〉
そうなんですよ。だからね、水だけじゃダメなんです。
〈光邦さん〉
塩分も。
〈院長〉
そう、塩分も取らないといけない。あの、この夏、お気をつけになっていただければと思いますね。

