【無性にしょっぱいものや甘い物が食べたくなるのは身体のサイン】
〈光邦さん〉
そう、食べ物の話してましたよね、
〈院長〉
してましたよね。そもそもね、なぜ人間が味を感じるのか。
これね、毒を見分けるっていうこと。それがメインだってお話ししましたよね。
〈光邦さん〉
はい、しました。
〈院長〉
今ね、自分に必要な栄養素を摂るため、今身体が求めてる栄養を摂取するために、味を感じるんだと。
それは、そもそもこれだけ色んな食べ物があって、間違いを犯しやすいんですよ。
そ、ほんとにね、必要な栄養素を探して、無駄に食べてしまって、肥満とか糖尿病なりとかね、病気になる方非常に多いんですよね。
あの、一応ですね、その話をさせていただきたいんですけれども、私もそうだったんですけど、以前はね、お酒を飲んだ後、ラーメンとか食べたくなることってありません?
〈光邦さん〉
もう、めちゃくちゃあります。
〈院長〉
あれはね、理由があるわけですよ。あれはね、塩分が、身体から放出されちゃうんですよね。
だからしょっぱい物が食べたくなるわけですよ。
そ、だから、僕もラーメン食べたあと、まだ足りなくて、お茶漬けで漬物いっぱい食べたりとかね。
〈光邦さん〉
食べたくなりますね~
〈院長〉
そ、若い時はいいんです。年齢がいくとね、それがみんな身体に蓄積されて、身体に問題を起こしちゃうんですよね。
例えば僕なんかは、以前は辛い物がめちゃくちゃ好きだったんですよ。
で、辛い物を食べる時、無性に食べたくなる時って、これ、どういう時かっていうと、自己分析しなきゃいけないんですよね。
これね、ストレスが溜まってる時なんですよ。
〈光邦さん〉
え?
〈院長〉
そ、ストレスが溜まってそれを発散できるんですよね。
辛い物を食べるとね、エンドロフィンていう快楽物質が出てくるんですよ。
〈光邦さん〉
あーーなんか分かる気がするな。
〈院長〉
そ、だから、余計刺激を求めて、より辛い物を食べるようになっちゃうんですよね。
〈光邦さん〉
それはあるなー
〈院長〉
当然、胃がんとか大腸がんに繋がっていっちゃう訳ですよ。過度に辛い物は。胃も腸も荒れるわけですよね。
だからこそ、辛い物を欲しているときにはね、運動するなりとかね、ストレスの発散に努めないといけない。そういうことなんですよね。
〈光邦さん〉
僕、脂っこいものとか食べたくなってました。以前。
〈院長〉
あ、これね、脂っこいものを食べたくなる時も、すごい理由があるんですよね、これね、脂っこいものを食べたくなる時って、カリウムが不足してるんですよ。
〈光邦さん〉
おお!
〈院長〉
カリウムって意味わかります?
〈光邦さん〉
カリウム、バナナとかに入ってるものですよね?
〈院長〉
うんそう、カリウムってどういう役目あるかって言うと、これ、身体のね、水分をいわゆるこう、うまく流すっていう力があるんですね。
身体がむくんでるようなときにいわゆる、そういう脂っこい物を食べたくなるんだけども、これがまた問題で、脂っこい物を食べる時って、ソースとか醤油をつかうじゃないですか?
そうすると、塩分を余計ため込んじゃうんですよね。
〈光邦さん〉
で。よりカリウムが欲しくなる。
〈院長〉
そういうことです。悪循環になるんです。しかも、そのものに口がなれちゃって、それが、肥満に繋がるわけですよね。
それをね、脂っこいものをそういうことで食べることが、肥満味覚って言われてるんです。
〈光邦さん〉
そういう風にもう、まあ、スパイラル?悪い習慣になっちゃう。
〈院長〉
そういうことなんです。もう色んなものあります。例えば甘い物もそうですよね。
甘いものが必要な時っていうのは、基本的に身体のエネルギーが足りてないんですよ。
だから甘い物をバンバン食べるんじゃなくて、いわゆる、タンパク質を摂る。
そ、おやつに魚肉ソーセージとか、チーズを食べる。そ、そういうことが、甘いものを回避することになるんですよね。
〈光邦さん〉
はー!これだから、分かってれば!
〈院長〉
そういうことなんです。余計な物を食べないで済むんですよね。
〈光邦さん〉
なるほど!
〈院長〉
チョコレートとか、食べたくなる時ってありません?
〈光邦さん〉
これやっぱ甘い物と一緒ってことですよね?
〈院長〉
あのね、甘い物の中で、特にチョコレートが食べたい時って、マグネシウムが足りてないんですよ。
マグネシウムが入ってる食材っていうのは、ホウレンソウとか納豆とか、お豆腐なんです。
だからね、基本的にはいつも同じものを食べすぎない。
僕なんかあの、代診時代、勤め人だった時に、毎日同じものを食べてたんですよ。安くておいしいんです。でもね、そういうことしちゃうと身体がおかしくなっちゃう。
〈光邦さん〉
そうですね。
〈院長〉
いつも自分の好き嫌い関係なく、例えば30品目のお弁当とかね、それから旬の食べ物を食べる。
そういうことで、余計なものを食べないで済むようになるんですね。そうなんです。
〈光邦さん〉
そうかあ、不足しないですもんね。均一に揃っていくわけですから。
〈院長〉
そういうことです。一応、無性に食べたくなった時だけ、「あれ?自分は何を欲しているんだろう?」って考えるのは普通ですけど、ホウレンソウをよく食べるから、チョコレートを食べたいことはないとかね。
そういう、いわゆるそんなことを考えなくても、常に色んな栄養素を摂っていくってことが、人間は大事だってことですよね。
〈光邦さん〉
やあ、面白い、いい話聞けました。
〈院長〉
よかったです。

