【安いインプラントの広告を見ました】
〈光邦さん〉
今日はリスナーからの質問がきています。
「先月、10万円以下の安いインプラントの広告を見ました。
今度行って見ようかと思いますが、院長のところでは安いインプラントの取り扱いはないのでしょうか?」
〈院長〉
ご質問ありがとうございます。
〈光邦さん〉
ありません。
〈院長〉
あはは、そうなんですよ。早速なんですけど、確かに以前は安いインプラントを全面に出して患者さんを集めていた病院、たくさんあったんですよね。
ただ、最近になってそういった病院少なくなってしまっているんですよね。
理由は明白なんですよ、安いインプラントは結果が悪かったんです。
ほとんどが早期、まあ早期って5年以内ですね。抜けちゃったりね、もうインプラントの周りに炎症が起こって膿が出てダメになったりね。
私も自分の体で試して本当に酷い目にあいました。
本当に安いインプラントが良ければ患者さんにとっても何よりいい訳で、リスナーのみなさんにね、ぜひ言っておきたいんですけど、インプラントって種類があるんですよ。
〈光邦さん〉
いろいろあるんですよね。
〈院長〉
日本で認可されてるインプラントって100以上あるんですよ。
〈光邦さん〉
それは僕ら分からないですよ。
〈院長〉
分からないですよね。しかも、もう世界では禁止になったインプラントでもいまだに日本ではOKなんですよね。
でね、この安いインプラントを宣伝に出してる先生たちって4つパターンがあるんですよね。
まず1こ目はね、安いインプラントを本当にいいと思って使ってる先生。
それから2番目にね、あの、安いインプラントにプラス、診断料とか手術料とかCT代とか余計な金額を上乗せされて、余計高くなっちゃうってパターンですよね。
〈光邦さん〉
これは、ほんと他の事業でもよくありますよね。
安いじゃんって思うんだけど、結局あれ付けてこれ付けないと普通にならないよっていう。
〈院長〉
そうなんですよ。それと、次にね、保障がない。もしくはね、1年とか2年しか保障がないと。
極端に保障が短いってことですよね。それからもう1つはね、安いインプラントをね、それこそ客寄せにしちゃってる場合ですよね。
〈光邦さん〉
呼び込みに。
〈院長〉
そうなんです。安いインプラントを求めて行ったら、「いやこんなインプラントダメですよ」って自分で否定する先生ですよね。
〈光邦さん〉
あるある。
〈院長〉
この安いインプラントってかつては、今はそういうことしちゃいけないって禁止されてるんですけど、オークションてあるじゃないですか。
あそこにすごい売り出されてたんですよ。ほんとに二束三文で。
〈光邦さん〉
あ、オークションに並んでるんですか?ネットオークションに?
〈院長〉
結局、大量に買った先生たちが、これダメだと思って、流すところがないんで、オークションに流すわけですよ。
〈光邦さん〉
え。そこから買ってる人もいるってこと?
〈院長〉
いたんです。でも今はオークションに出すのは、もう禁止されてるんで、出してない、もうインプラントが、私歯医者になって37、8年経ちますけど、その頃は一般に認識されてなかったんです。
今は、ポピュラーな治療になって、これがダメだって分かって結果が出てるわけですよ。
だから、安いインプラントを宣伝広告に使ったりとか、それから実際信じて使うのは、もう歯医者と社会的地位をおとしめることになるから、これね、患者さんもお気をつけになった方がいいと思いますよね。
〈光邦さん〉
でも、院長は本当に様々なインプラントを自分の身体で試した結果、ストローマンが一番いいってことですもんね。
〈院長〉
そうなんです。あの、これ本当に、完全にストローマンのコピーですよっていうインプラント。
〈光邦さん〉
あ、そういうのがあるんだ。
〈院長〉
あったんです。これだったら患者さん安くできるじゃないかと。それを実際みてみたらですね、
〈光邦さん〉
あ、やってみたんですか?それも。
〈院長〉
自分の口にですよ。やっぱりダメになっちゃうんですよ。
韓国製のも試したし、ブラジル製も試したし、日本製も試しました。それでもね、うまくいく人はいくんですよ。
10年経っても持つ人もいる。それね、稀なんですよね。ギャンブル性がものすごい高いんですよね。
〈光邦さん〉
いやですよね。
〈院長〉
だからね、そういうのをね、実際やってる先生が、自分自身にやれるのか?自分の家族にできるのか?
それちゃんと自問自答してやらないと、これインプラントの評判下げますから、やめてもらいたいですよね。
〈光邦さん〉
ほんとにそうですよね。
〈院長〉
もう一つね、メンテナンスにものすごいお金がかかると言われてる
〈光邦さん〉
はー!五つ目か!
〈院長〉
そう、それはね、すごい困るんですよ。「3か月に1回、1本につき5000円、1万円、いただきます」と。
「で、3か月に1回来なければ、もう10年保障だろうが、1年保障だろうが、一切その保障は切れますと。そういう病院があるわけですよ。そうすると、インプラント入れてあるだけでランニングコストがずっとかかる。
それはよくない。それぜひ気を付けていただきたいなと思うし、歯医者側もね、無理なことしないでもらいたいなと思いますね。
〈光邦さん〉
ほんとにそうですね。あの、きぬた歯科では、ストローマン社の。インプラントでございますから、これは、えーと、横浜も?あちらの…
〈院長〉
八王子も一緒ですよね。まあ、横浜がはじめにやってますから。八王子に教えてあげました。

